サラウンド音響作品第2弾「Keen ex」やっと完成!




前作の「Keen」から3年半、やっと、やーっと第2弾が完成いたしました。
サラウンド音響作品「Keen」シリーズです。
前回の「Keen」は、DVDオーディオだったため、多くの問い合わせを頂きながらも、「再生環境がありません」というケースが多かったので、「今回はその反省をふまえ、一人でも多くの方に聴いていただけるよう、DTSフォーマットにしました。
これなら、普通のDVDプレーヤーや家庭用ゲーム機でもDTSのロゴがついているものなら何でも、全て再生が可能です。
細かい事言うと、2chでも聴けちゃいますが、面白くありません。あえて、5.1サラウンド出力であることが重要です。」
こればっかりは、ねえ。サラウンド作品ですから。

今回新たに制作して収録したのは、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」です。
一番苦しんだのは脚本でした。
「銀河鉄道の夜」という作品の本質を探し求め、自分なりにこれではないかと掴んだテーマをサラウンドという表現手段でどう表現するのか。
その脚本化が一番の苦労です。
「この脚本だったらサラウンドにする必要ない、モノラルで十分」という脚本であったら、サラウンド化は無意味です。
「銀河鉄道の夜」は今までも、モノラルのラジオドラマ、ステレオのCDブック、2chヴァーチャルの音響作品、舞台公演、と、さまざまなメディア、さまざまな表現手段で手がけてきました。
同じ原作でも、表現手段によって、脚本は全く様変わりします。
「この脚本だったらサラウンド以外に表現する方法がない」
「この脚本はサラウンドで制作するのが一番効果がある」
「この脚本はサラウンドという表現方法の特長を一番顕著に提示できる」
そういう脚本でなければ、サラウンドはただのこけおどしで飽きられて消えていってしまいます。
今後、サラウンドという表現手段を有機的に理解し広がっていってもらえるためにも、サラウンドの為の脚本を何作も書きノウハウを蓄積していかなければならないな、と強く感じさせられました。
試聴会に来てくれた女の子が、聴き終わって、「ものすごい透明感を感じました。音を聴いていたというよりは、透明なものを聴いていた、感じていたっていう感じでした。」と言って、とても喜んでくれました。
これは私も執筆過程、制作過程でずっと意識していたことだったので、あ、通じた、という大きな喜びを感じました。
サラウンドという表現手段の可能性の一つには、音を聴いてもらうのではなく、音の感触、音の手触りを感じてもらうということがあるのだと思います。

すでに次回作の構想は決まり、第3弾制作はスタートをしています。
また七転八倒の苦しみで脚本の執筆をするのだと思いますが、のんびりと頑張ります。

今回の「Keen ex」、聴いてみたい、という方がいらっしゃいましたら、どうぞご連絡下さい。

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