千葉商科大学で講義をしてきました。

 2009年1月28日、千葉商科大学へ行って一日限りの特別授業をやってきました。
きっかけとなったのは2008年の、日本劇場技術者連盟が開催したセミナーを、千葉商科大学の譲原晶子先生が聴きにいらっしゃったことからでした。
セミナーの講義の、舞台・照明・音響のうち、音響を私が受け持ちまして講義をおこなったところ、譲原先生が私の講義を気に入って下さって、「うちの大学で一日だけの特別講義をしてくれないか」と声をかけてきてくださったという次第です。
こういうことは本当に光栄ですし、一生懸命講義を務めてよかったと心底思う時でもあります。また、私はこういうことは度々あるのですが、他の人からは「講義をして、良かったからうちでもやってくれと誘われるなんて殆どないよ」と言われるので、これはお応えせねばならぬと思い、勇んで行って参りました。


 千葉商科大学は商業と経済の大学で、芸術系でも音響系でもありません。普通の、「音響って、何?」という学生達の前で音響の講義をやろうってんですから、よくよく考えたらずいぶんと無鉄砲な講義です。ですが、私はこういう環境での講義を、この15年間ほどのあいだに沢山行ってきました。
それは、音響家という存在を一般に少しでも知ってもらいたいということと、人間にとっての音の重要さ、音に能動的になる、耳をそばだてるということの大切さを知ってもらいたいという思いからです。
写真で私はギプスをしております。実はこの時期、左手首を骨折してまして、まー無様なことですみません。

写真をクリックしますと拡大されます。

 学生達と、火の燃える音の効果音を作る体験実習をしているところです。
私が効果音の実技を行うと、よくこの火の燃える音をやるので、今やすっかりお馴染みになりましたが、別にワンパターンという訳じゃないんですよ。
他にも沢山ありますが、これが一番、セミナーにピッタリ合うんです。
理由としては、
習熟の必要がない。火の燃える音は効果音作りを経験したことが無い人でも出来るので、セミナーに向いている。
一人では作れない。火の燃える音はミニマムでも5人、通常9人くらいで作るので、大勢が参加するセミナーに向いている。

 音を出しているところを傍で聴いていてもちっとも火の燃える音に聴こえないのに、マイクを通すと火の燃える音になる。効果音というものを体感してもらうのにちょうどいい。この驚きと面白さは実際にやってみなければ分からない。
これら3つの理由からです。
写真の通り学生さん達は、とても積極的に参加して下さいました。皆さんとても楽しそうな顔が写真に写っていて、私も本当に嬉しいです。
出来上がった音を、暖炉のムービーに合わせて聴いてみると、学生さん達から「うわーっ」「おぉー」と歓声が上がりました。この瞬間が、とても幸せに感じるのです。あ、通じ合えた、と思える瞬間です。

 千葉商科大学の皆さん、ありがとうございました。機会があったらまた会いましょう。皆さんの身の回りの音に耳をそばだてるキッカケになれればと願っています。 このような機会を作って下さいました譲原晶子先生に、心からの感謝と敬意を表します。
ありがとうございました。

 


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