浜名湖の夕日
Roland RSS デモCD作成記

96年10月、ローランド株式会社さんの御依頼で、RSSを使用しての、短編ドラマを4本制作しました。

これは、ヴァーチャルサウンドシステムRSSを、演出効果としてどのような可能性があるかというのを、ユーザーにプレゼンしようというもので、元の音素材がRSSをかけることによってどのように変化し、それが作品にどんな効果を与えるかを、テキストと共にCDを添付して実際に音で聞いてもらって、体験してもらおうというものです。

早い話が「RSSで遊ぼう!」というか、RSS版「できるかな」といったものです。

私には、脚本の執筆、音素材の作成、ドラマの制作、要するに「全部やれ」という依頼が来ました。

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ヴァーチャルサウンド作品の場合、私は脚本を書き上げた後、絵コンテを書くんだ、これがないとミクシングエンジニアとコミュニケーションが取りにくいんだ、というと「じゃそれも掲載するから書け」とのこと。ニョホホホ、川内ちゃんたら鬼〜。

(注・川内氏とはローランド営業推進部の超タイトな締め切りを押し付けるのが三度の飯より好きな、血管に青い血の流れてる京浜急行沿線のヤンキーです)

後日談ですが私の絵コンテは汚すぎて掲載できないからリライトするぞとライターからメールが来ました。悪かったな子供の落書きで。

脚本は5本書き上げました。その脚本は、「KOUICHI ISHIMARU」の中の「石若丸本舗」に収録してあります。え?ドラマは4本制作したって言ったろって?そーなんだよスタジオ作業が押しに押して、1本間に合わなかったんだよ!

スタジオは浜松にあるローランド研究所。浜名湖畔に立つホテルのような素敵な所で、しかも最高の設備のスタジオが完備されています。

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このページのWeb Master、白石を言葉巧みにだまくらかして、声のキャスト、ということで、連れていきました。

「ちょこっとマイクの前で芝居してもらって、美味しい鰻を食べて、ギャラがもらえるバイトがあるんだけど来ない?」の誘いにノコノコやってきた白石。
そんなに甘いもんじゃないぞ、と思いながら研究所に着いた途端、川内ちゃんがホントに特上の鰻を食べさせてくれちゃいました。
湯気を立ててる鰻を前に、「ああ、こりゃホントにすさまじいスタジオワークになるんだなあ」
「ああ、これ喰っちゃったら、もう帰して貰えないんだなあ」「逃げるなら今なんだなあ」「でも美味そうだなあ」というようなことが0.00001秒の間に頭をめぐり、気が付いた時にはお重をつかんで鰻をかっこんでいました。嗚呼何て弱い私。

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日程は2泊3日。立派なホテルの個室も取ってもらったのに、もうそこからは、徹夜、徹夜のオンパレード。狂乱のスタジオワークが始まりました。
みんなディレクターが悪いんです。って、そりゃ俺か。
「銃弾が耳元をかすめて、よりかかっているレンガの壁に着弾する音が欲しい!」と叫び、出演者からエンジニアからプロデューサーまで皆が気が狂った様に「ニョホホホー!」とドライバーや鉄パイプでレンガをダミーヘッドの前で叩き始めます。

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「リスナーと女殺し屋が並んで歩いていたい!」と夜中に叫び、深夜の研究所の廊下を、殺し屋のキャストを演じた白石と並んでエンジニアがダミーヘッドを中腰でかつぎ、あっちへうろうろ、こっちへうろうろ。

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私も凝りますが、ローランドのエンジニア、大和さんも凝りに凝る方で、「石丸さん、それをやりたいんだったらRSSにはこういう機能があってね、」と始まります。スタジオの後ろのソファで川内ちゃんが「もうええやんか〜これでOKにしようや〜」とひっくり返りますが、一度暴走したケダモノの群れは、そうそう簡単には止まらない。

結局、用意した5本全部の完成は諦め、4本を制作しました。

これはテキスト、絵コンテと共に1枚のCDとパックになって、非売品ですがINTER BEEなどで希望者に配られ、大変な評判を呼びました。アメリカのディズニー社がえらい熱心に聴いては、いろいろと質問をしてきます。

もしどこかで聴くチャンスがあったら、是非どうぞお楽しみ下さい。

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